先日、東京商工会議所で行われている「福祉住環境コーディネーター検定試験 2級」を受験し、無事に合格しました。(2021年度・第46回)
勉強は市販の参考書を用いて独学で行い、合格得点70%に対して90%以上の得点を出すことが出来ました。
今回、福祉に関する知識が全くない友人を誘い一緒に受験したのですが、その方も同じ勉強方法で90%近くの得点を叩き出しています。
そこで、使用した参考書についてご紹介し、これから受験される方の一助となればと思います。
また、私は初めてCBTという受験方式(会場でのパソコンによる試験)で受験したのですが、想像していたものと異なっている部分が多くありました。
当日の試験で戸惑わないためにも、これからCBT・自宅PCによるIBT受験される方は是非ご覧になって頂けたらと思います。
おすすめテキスト
「福祉住環境コーディネーター 速習テキスト・問題集」
公式テキストも販売されておりますが、2級ではその半額程度、3級では1,000円ほど安く購入できるのでコスパが良いです。
各項目ごとに頻出度が記載されており、仕事や家事等で忙しい方も重要な部分を優先して学習できます。
また、試験には建築図面や構造、車イスや杖などの福祉用具について出題されます。この本では図表・イラストが豊富で分かりやすく、記憶に残りやすいです。
更には、各レッスンごとに過去・予想問題があるので、復習や理解度の確認が出来ます。
難しい・聞きなれない用語、プラスワンの情報などが欄外で解説されていることもおススメ出来る点です。
「福祉住環境コーディネーター 重要項目」
参考書を用いて勉強するにあたって、行間が少ない、文字が小さいなどで読みにくいことはありませんか?
そのせいで集中出来なかったり、頭に入って来なかったり、最終的には読むのを諦めてしまうこともあるのではと思います。
特に、福祉関連の試験は法律に関すること等で漢字が多かったり、表現が難しく感じることが多いです。
本書では、重要な項目に絞って、大きな文字で簡潔に表記されており、ストレスを感じず学習することが出来ます。
さらには図表・イラストでの表記、赤シートも活用できるため、福祉関連の試験を初めて受験する人、試験内容について全く分からない人におススメしたい参考書です。
おすすめ問題集
「〇× 一問一答 ベスト800」
本書はスマホより少し大きなサイズで持ち運びに便利。電車に乗りながらでも邪魔にならず、他人の目を気にしなくて良いサイズ。
この本は「1問に対し、〇か×か」。そのため、仕事の休憩時間などのスキマ時間でも問題を解くことが出来ます。
また、試験本番は〇×形式を90分で100問解きます。一問あたりにかけられる時間は54秒。この本でスラスラ解けるようになると、本番でも問題なく解くことが出来ます。
また、収録された問題数は800問。過去13回分の試験問題に触れることが出来ることも魅力です。
欠点として、事例問題(エピソードや図面から適切な解答を選択)は本書に記載されてません。次に紹介する本で対応できます。
「福祉住環境コーディネーター検定試験 過去問題集」
資格試験で受かるためには過去問をマスターするのが最短です。
先ほどの「一問一答」には選ばれなかった問題や事例問題も掲載されており、試験問題全般を網羅。
また、試験には毎年出題されているもの、2回に1回は出題されているものなどがあります。本書では、テーマごとの出題頻度が表で記載されており、重要な部分を把握することで合格に近づきます。
さらに、近年の出題形式である2択式100問の実力テストがついています。
読者購入特典では「各テーマの重要ポイント」と「実力テスト」の音声解説(mp3)をダウンロードすることができます。また、実力テスト100問をスマートフォンで解くことができます。
スマートフォンやウォークマンなどで持ち運びできるので、通勤・通学などのスキマ時間を有効活用できます。
CBT・IBT試験の注意事項
私は2021年9月に行われた第46回、2級の試験をCBTで受験しました。(自分で会場と日時を選択して、会場のパソコンで受験する方式)
これまでの過去問では30~33問が2点、それ以外が1点でしたが、今回は100問で全て1点となっていました。
また、試験時間もこれまでは2時間でしたが、今回は90分となっています。
2人で受験したのですが、問題内容が異なっている部分もあり、ランダムです。
福祉住環境コーディネーター2級の試験方法の違いについて下記にまとめました。
これまでの四者一択であれば、問題を解くのに時間はかかりますが、消去法で答えを出せる場合があります。しかし、2021年から〇×方式なので、他の選択を考慮した消去法が出来なくなりました。
一方で、これまでの過去問よりも簡単な文章、正誤が分かりやすい文章で問われていると感じました。図面などの事例問題についても、これまでの問題より簡単です。
試験内容の記憶が曖昧ですが、図面問題は下記のようなものが問われました。
- 2つの図面A・Bが示され、勾配が適切なものはBか
- 式台の図面があり、サイズが適切かどうか
- ベッドとリフトの配置図面が適切かどうか
- 階段の踏面、蹴上寸法図面から高齢者等配慮対策等級5,4を満たしているか(計算方法と基準の記載あり)
- 電動車いすが廊下から玄関に出る際に、適切な図面かどうか
- 図面の部屋を文章通りに住宅改修した場合、段差がなくなるか
図面問題は5問ほど出題されたのではと思います。
図面以外の問題では、過去問と同じ内容が大半を占めていたため、一問一答や過去問を繰り返し学習すれば大丈夫。
福祉のことを全く知らなかった友人も9割の得点が取れています。
CBT試験での操作等について、当日の試験で戸惑わないためにも、事前に下記を確認しておくと良いです。
ちなみに、試験結果(合計点数・合否)は試験終了後すぐに分かります。その後、約3時間後に成績レポートがダウンロードできます。
問題文は手に入らないので、何を間違えたのかは分からないものとなっています・・・。
まとめ
- ①基礎固め:テキストで学習リンクリンクリンク
- ②イン・アウトプット:過去に出ている似た問題を連続で解いて記憶リンク
- ③イン・アウトプット:過去問を解く、事例問題もカバーリンクリンク
今回ご紹介した本は、実際に使用し、福祉のことを全く知らなかった友人も9割の得点が取れました。
これから受験される皆様が合格できますように!!✨
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